東京書籍『言語学的ラップの世界』
2024年1月19日の「本屋に行かナイト☆」はいかがでしたか?今回は、東京書籍の大原麻美さんをお招きして、『言語学的ラップの世界』をご紹介しました。収録内容をお聞きになりたい方は、こちら。
東京書籍といえば、教科書で有名な出版社さんですよね?「NEW HORIZON」などの教科書シリーズは広く知られています。しかし、一般書籍の出版も手掛けており、『目で見ることば』のようなユニークな本も発行しています。文芸から自然科学、趣味実用まで、幅広いジャンルを手掛けられています。
今回のゲスト、大原麻美さんは、『ゲノムでたどる 古代の日本列島』や『哲学ってなんだろう?』など、多様なテーマの本を編集されています。考古学に遺伝学を導入したり、「機械は人間のように意志を持てるのか」など、読者に新たな視点を提供し、知的好奇心を刺激するようなライナップを手掛けていらっしゃいます。
今回ご紹介いただいた『言語学的ラップの世界』は、日本語ラップを深く愛する言語学者が、ラップの韻の技術を独自の視点で分析した言語学エッセイです。Mummy-Dや晋平太、TKda黒ぶちなど、著名なラッパーたちへのインタビューも収録されており、ラップ音楽の魅力を新しい角度から探求しています。著者の川原繁人氏は、ポケモンやプリキュアなどポップカルチャーを題材にした言語学の研究で知られる人気の学者さんです。この本は、ラップ音楽のファンはもちろん、言語学に興味のある方にもおすすめです。
次回のナイスクサテライトもお楽しみに! 今回ご紹介した本の詳しい内容は、こちらをご覧ください。