誠文堂新光社『マンガでわかる 愛と謀略の源氏物語』
9月15日(金)の「本屋に行かナイト☆」はいかがでしたか?
今回は、誠文堂新光社の吉田朋子さまをゲストにお招きして、
『マンガでわかる 愛と謀略の源氏物語』をご紹介しました。
収録内容をお聞きになりたい方は、こちら
誠文堂新光社さんは、今年111周年を迎えた出版社さんです。『天文ガイド』『子供の科学』『MJ』の3本柱の雑誌を中心に、
料理、手芸、ペットなど、様々なジャンルの書籍を刊行されています。
特に、雑誌『子供の科学』は、来年発刊から100年を迎えるそうで、
ノーベル賞を受賞された方達が、子供の頃愛読されていて、お忙しい中でも、未来の科学者たちのために「『子供の科学』さんだから」と、
インタビューを受けてくださることも多いそうです。
そして、ゲストの吉田さまは、料理や陶芸、折り紙、読み物などご自身が気になったジャンルの本を幅広く手がけていらっしゃいます。
9/11に発売されたばかりの『黄酒入門』は、日本で初めての黄酒の本です。
黄酒と聞くと、馴染みの薄い方もいらっしゃるかもしれませんが、紹興酒も黄酒の一種なんだそう。お酒が好きな方にオススメです。
今回ご紹介させていただいた書籍『マンガでわかる 愛と謀略の源氏物語』は、
『源氏物語』を「プレイボーイの恋愛」というだけでなく、裏の魅力を余すところなく紹介した1冊です。
少女マンガから『源氏物語』に入られた方も多いと思いますが、
実は、恋愛だけではなく、政治的な駆け引きも描かれているのをご存知ですか?
光源氏が須磨に下ったのも、政治的な戦略のひとつ。プレイボーイというだけでなく、かなり頭も切れた人物だったのです。
そして、『源氏物語』初心者の方だけでなく、中級者の方も楽しめるよう、原文が紹介されているのも嬉しいポイントです。
11月には『1日1原文で楽しむ源氏物語』も発売予定とのことですので、ぜひ併せて『源氏物語』の世界を楽しんでください。
また、巻(帖)ではなく、人物ごとに紹介されているので、人物ごとの出来事も理解しやすいつくりになっていたり、
男性の方でも楽しめるよう、ゆるいイラストになっていたりするのもこだわりポイント。
来年の大河ドラマに深く関わりのある『源氏物語』。
『源氏物語』に興味のある方や、難しいと感じていた方にもオススメの1冊です。
大河ドラマが始まる前に、一読するのはいかがでしょうか。
ぜひ手にとってみてください。