研究社『読み解き!方言キャラ』
3月18日(金)の「本屋に行かナイト☆」はいかがでしたか?
今回は、研究社の髙橋麻古さんをお招きして
『読み解き!方言キャラ』をご紹介しました。
収録内容をお聞きになりたい方は、コチラ
研究社さんといえば、なんと言っても語学書が充実した老舗の出版社さんです。その歴史は古く、明治40年の創業なのだそうです。
前回ご出演いただいた際ご紹介した「英文解体新書」、「リーダーズ英和辞典」、「ライトハウス英和辞典」、「ライトハウス和英辞典」など、ご存じの方は多いのではないでしょうか?
そんな中、髙橋さんもやはり、言語をテーマにした本を多数編集されていらっしゃるそうですが、一風変わった辞典や、テーマの本を制作されているようです。
たとえば、「〈役割語〉小辞典」もその一つ。「わしが知っておるんじゃ」、「わたくしが存じておりますわ」、「さよう、拙者が存じておる」など、特定のキャラクターと密接に結びついた言葉づかいを「役割語」と呼び、こうした言い回しを集めた辞典を編纂されたそうです。
そして、今回ご紹介していただいた本は、『読み解き!方言キャラ』です。
こちら、田中ゆかり先生が、方言について、変わった角度から研究された内容をまとめた一冊になっています。
ドラマや映画を振り返ってみると、方言を話すキャラクターがたくさん登場していることに気づきませんか?
「じぇじぇじぇ」でお馴染みのあまちゃん、「いくぜよ!」の坂本龍馬など。
しかし、実はこうした「方言キャラ」は最近増えてきた傾向で、昔のドラマでは標準語を話すキャラの方が主流だったそうです。
本書は、「方言キャラ」が現れた理由や背景を探索し、豊富な図版を掲載して説明しています。
時代劇やドラマ、映画好きの方なら、きっと興味をそそる内容で、おすすめの1冊になっています。
本の詳しい内容は、こちらをご覧ください。
次回のナイスクサテライトもお楽しみに!