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ナイスクサテライト FM79.2MHz 毎週金曜日 18:00~19:00

緑書房『ウソをつく生きものたち』

6月24日(金)の「本屋に行かナイト☆」はいかがでしたか?

今回は、 緑書房の平川透さんをお招きして
『ウソをつく生きものたち』をご紹介しました。

収録内容をお聞きになりたい方は、コチラ

緑書房さんは、初登場の出版社です。「いのちとライフスタイル」をメインテーマに、
自然科学分野の書籍や雑誌を作っていて、近年では、生き物図鑑も多く手掛けていらっしゃいます。
獣医師免許を持っている編集者さんもいらっしゃるようです。

平川さんご自身も生きものがお好きで、最近では、
『野外観察のための日本産 爬虫類図鑑』、同じく『両生類図鑑』、
『日本のいきものビジュアルガイド はっけん!ニホンヤモリ』、同じく『ニホンイシガメ』など、
爬虫類や両生類を扱った書籍に携わっているそうです。

そして、今回は、生きものの中でも、特に擬態や社会的な駆け引きなどに着目した、
『ウソをつく生きものたち』をご紹介いただきました。

本書で指している「ウソ」とは、約40億年という進化の歴史のなかで、
生き物たちがそれぞれの環境に応じて、
獲得してきたユニークな外見や生態などを指しています。

カメレオンが周囲の色に合わせて擬態したり、
カッコウが他の鳥の巣に托卵したりなど、
生きものの世界にある「ウソ」について、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

他にも、群れの中で弱いオスのチンパンジーが、強いオスのチンパンジーの前で
ケガが治っていないフリをしたり、強いオスのチンパンジーに見つからないように、意中のメスをデートに誘ったりなど、
人間にも通じるような社会的な駆け引きを繰り広げる生きものもいます。

「ウソ」というキーワードから生きものたちを観察すれば、
街中や自然で出会う、周辺にうまく溶け込んだ昆虫や、動物園にいる珍しい生きものの振る舞いなども、ちょっと違った視点から見えること間違いなし。
進化のすごさや、生き物たちの多様な生きざまを堪能したくなる、そんな一冊です。

本の詳しい内容は、こちらをご覧ください。
次回のナイスクサテライトもお楽しみに!

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